top of page

ベリーダンスでよく使うリズム一覧


動画内のリズムは下記の順になっています。

ひとつのリズムだけ聞きたい場合には、Youtubeの詳細ページに記載のショートカットリンクをご利用ください。


それぞれのリズムの背景を知ることで、踊るときのフィーリングも変わってきます。

ここではベリーダンスでよく使う基本リズムとポイントをまとめています。


【A:マスムーディ・サギール】 4拍子/DD tD t(ドドン・タ・ドン・タ)

通称『バラディ』です。

最初にDDと重い音が2回くるのがポイント。日本でいう演歌的なフィーリングのリズムだそうです。個人的にはタメがあって、ちょっとやぼったい感じの印象を受けるリズムです。

このリズムを8拍子でゆっくり演奏すると、Bのマスムーディ・カビール になります。

重い音なので、合わせるベリーダンスのムーブメントとしてはヒップドロップ系が定番です。


【B:マスムーディ・カビール】 8拍子//D D tkt D tkt(ドン・ドン・タカタ・ドン・タカタ)

マスムーディ・サギール(バラディ)のゆっくりバージョン。間が空くので、そこに刻んだ音(k)が入ることが多いです。間に入る音は、奏者の自由(?)というかいろんなアレンジがあるのでちょっと混乱するかもしれません。

重めのバラディのリズムがさらにゆっくりに演奏されるため、曲の印象は『さらに重い』感じに。


【C:サイーディ】 4拍子/Dt DD t(ドタッ・ドドン・タ)

ナイル川上流の人々(サイード)のリズムで、民謡的な立ち位置のものだそうです。

軽快でノリの良い、元気になるようなリズムです。

アサヤと呼ばれるステッキを使うダンスでは、サイーディドレスとサイーディのリズムで踊るのが基本ですが、もともとは棒を持って戦う男性の武道をダンスにアレンジしたものと言われています。フォークロアなリズムなので、あくまで重心は低く踊るのがポイント。


【D:マクスーム】 4拍子/Dt tD t(ドタッ・タドン・タ)

中間のtt(タッタ)という部分が印象的な、軽快なリズム。

4拍子で演奏されるので、個人的には、サイーディやバラディと比べるとやや平坦な印象のリズムだと感じます。


【E:ファラーヒ】 2拍子/Dt tD t(ドタッ・タドン・タ)

マクスームの早いバージョンです。2拍子で早いので2つあるDの音が目立ちますし、踊るときもそのDに合わせて踊ることが多いと思います。

重心の高いつま先立ちのツイストやチュチュなどのムーブメントで、アップテンポにせわしなく動くような動きがよく使われます。

【F:アユーブ】 2拍子/D tD t(ドゥン・タ・ドゥンタ)

ベリーダンスの中でもザー(Zar)と呼ばれるダンスに使われるリズムです。

ザーは髪を振り乱して踊るトランスダンスで、少しずつテンポアップ(またはダウン)していくように演奏されることが多いでしょう。


【G:マルフール】 2拍子/D t t(ドゥン・タッ・タ)

エントランス(登場)のときによく使われるリズムで、軽快な印象です。

つま先立ちのツーステップや、スリークォーターシミーで進むような動きが合います。


【H:チフテテリ】 8拍子/D tt tt D D t(ドゥンタタ・タタ・ドゥンドゥンタ)

古代ギリシャのリズムといわれています。

ゆったりとした厳かな雰囲気のあるリズムです。

ベリーダンスではタクシームやフロアワークを合わせることが多いようです。


【I:サマーイ】 10拍子/D t D D t(ドゥン・・カッ・・ドゥンドゥンタ)

ゆったりとした情緒あるリズムです。

ランマバーダという有名な曲に使われているリズムで、ドラマチックな印象。

間に刻む音が入りますが、比較的耳に残りやすい、聞き取りやすいリズムだと思います。


【J:ハリージ】 2拍子/D D t(ドゥン・ドン・カッ)

楽しい印象のあるリズム。

ステップと首の動き、手の動きが特徴的で、ハリージドレスを着て踊ります。

2拍子の中ではややゆったり演奏されることが多いようです。


【K:カルシラマ】9/8拍子/D t D t t(ドン・タ・ドン・タ・ッタ)

ロマダンスによく使われるリズムで、音を取るのがちょっと難しいと思います。

ベリーダンスで使う有名な曲では、『MASTIKA』や『Rompi Rompi』といった曲のリズムがこちら。ひたすら踊って躰に覚えさせるのがおすすめです。


 

◆ベリーダンスのテクニックのコツ


 



学び直しの経験者さん歓迎!解放感ある心地よいスタジオでベリーダンスを踊りましょう♪



Zoomを使った個人レッスンが60分4,000円〜。個人レッスンなので、初心者の方はもちろん学び直しの方もご自身のペースで学んでいただけます♪



 

最新記事

すべて表示

腰か腕か?

「腕を動かすと腰が止まってしまう…」 もちろん個人差はありますが、この現象はベリーダンスを始めて半年~1年くらいの生徒さんあるあるです。 基本姿勢や基礎テクニックがままならない状態で腕をつけようとすると、腕の動きにばかり気を取れられて全身がグダグダなダンスになってしまうんですよね。 なんでもそうですが、基礎の習得が実は一番時間がかかる部分です。 基本姿勢や基礎テクニックを先生に注意されないで「普通

できない自分を笑えるか

思ったように踊れないとき、私たちは次のどちらかの態度になります。 ①「踊れない」「恥ずかしい」とひたすら落ち込んでしまう人 ②踊れない自分を客観的に見て笑える人 私がベリーダンスを習い始めてかなり経った頃(7年目とか?)、トルコのベリーダンスフェスティバルに行きました。 そこには各国の有名なベリーダンサーが集結して、3日間トップダンサーのWSを受け放題!というイベントでした。 私も取れるだけWSを

姿勢を良くすると手先足先が雑になる問題

ダンスを習っている人によくあるお悩みとして、「基本姿勢は取れるようになったけど、今度は手先や足先が雑になってしまう」というものがあります。 ちなみに初心者さんで基本姿勢の練習がおろそかなまま振付ばかりやっていた人だと「手先足先だけやけにピーンとしているのに、姿勢が悪く体幹が使えていない」という逆パターンも。 一般的にはダンスを始めたばかりの頃は後者のパターンが多く、基本姿勢が取れるようになってくる

bottom of page