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つい勘違いしてしまいがちな3つのこと

10月22日
読了時間: 6分

更新日:3 日前

音楽やダンスといった業界は、そもそも「暇つぶし程度に習っている」「技術を学びたいだけ」「どうせならパフォーマンスできるようになりたい」など、いろんなモチベーションの人が混在している世界です。


今回はその中で「どうせならパフォーマンスできるようになりたい」という人に向けて、つい勘違いしがちなことをシェアします。

冷静に考えれば「そりゃそうだよね」ということなのですが、なんか私もむかしは勘違いしていたので。



★音楽やダンスにおけるパフォーマンスでは、芸能界のように「アイドル」と「ファン」のような役割が明確にわかれていない


パフォーマンスしたい人にとって欠かせないのは『①踊らせてくれる場所(お店やイベント主催者)』×『②あなたのパフォーマンスに時間とお金を使ってくれる熱意のあるお客様』×『③パフォーマンス技術』の3つです。


とくに資本主義社会の中でお金をいただいてパフォーマンスをするのなら、②が一番重要。これがないといくら技術を磨いても(需要と供給の問題で)踊る場所がなく、パフォーマーとしては成り立たないのです。


なんかつい「③パフォーマンス技術を磨けば→①ステージに立つチャンスがもらえて→②お客さんはきっと勝手に来てくれるだろう」って思いがちじゃないですか?(私も最初はそう思っていました)


でもそれは事務所やマネージャー側が②と③をやってくれる芸能人の場合で、芸能人にはそれだけの利益を上げるポテンシャルがあるからこそ①に集中すれば良いんですよね。



一方で、音楽やダンスのような間口の狭いジャンルでは、「②安定した集客ができる人の中で→③ある程度テクニックのある人が→①踊る場所をもらえる」の順番になります。


自分が踊らないときもふくめて、コミュニティ全体が豊かになるよう積極的に関わろうとする姿勢があってこそ、自分が踊るときにも「お客さん側」として観に来てくれる人たちがいて、その結果、踊るチャンスがもらえます。

「自分が踊る側でいるだけで成り立つ世界」ではなく、「相互扶助によって成り立っている世界」なのです。


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実際のところ…

ベリーダンスショーの観客の多くは「ベリーダンス友達」か「(先生なら)生徒さん」か「カメラマンおじさん」か「パトロン風おじさん」。

お友達が多くてもなかなか毎回は来てくれませんし、ミュージシャンがダンサーのショーを観に来ることもほぼない気がします。

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そもそも「どうしたら相手に楽しんでもらえるかな?」と考えるサービス精神が高い人って、まず自分がちゃんとお客様として楽しめているんですよね。

「自分が踊りたい」人はチャンスをもらえるのを待っているだけでなく、まず「お客さん役」を積極的に楽しみ盛り上げていくのが何より大事なことなんだと思います。

(別の方法もありますが、それはメンタル茨の道なのでここには書きません)


私自身、生徒のときから先生やダンス仲間が踊るショーには積極的に行っていたのですが、おかげで踊る機会は多かったものの『年間の自分が踊る回数』が増えてからの集客には悩みましたw




★技術が高い人ではなく、応援しあえる人が報われる世界


表現の世界には絶対的な正解がないこともあり、単純にテクニックが上手な人がスカウトされるようなものではなく、基本的には紹介や繋がりなど信頼関係ベースで話が進むことが多いものです。

狭い業界なので、表面的にうまいこと立ち回ろうとしたり下心や恩着せがましいギブはなんだかんだバレますw


パイの多い競争社会では個人の合理性で動くのが最適解かもしれませんが、(技術や競争力で評価されるコンペは例外として)ダンスのような狭い世界では「競争」よりも「共存したいと思える人同士の小規模で相互的なコミュニティ」を大切にしていくことが業界全体を豊かにしていくのだと思います。

「みんなで一つの正解(価値観や評価基準)を目指さない」というイメージかな?


ここを勘違いしたままだと、狭い世界の中で競争マインドでがんばっても報われなくて、変な感じに煮詰まって苦しくなってきてしまうかもしれません。

(20代の頃、「私より下手な人がなんで…って思っちゃうのがしんどい」といってベリーダンスを辞めていった友達がいました。)


まぁ若い頃ならともかく、競争マインドのまま、ただでさえいろんなものが衰え始める年齢になってきたら…身体の思うようにならなさも相まってさらにしんどくなりそうな気もします。


Oriental Dance Therapyも、一方通行ではない、応援が循環するコミュニティを目指しています。

「その人がなにができるか」という技術面以上に、「一緒に楽しみながら世界観を創り上げてくれる人かどうか」のほうが私個人にとっても重要です。




★お客さんが観たいのはキャラ推しのタンポポ

ショーやイベントは楽しんでくれるお客様ありき。

私はもう一歩踏み込んで、主役は『ダンサー』ではなく『楽しんでくれるお客様』だと思っています。


きれいなお花がテーブルの上に飾られていても、それを観る人がいなければ、楽しむ心がなければその花はただそこに在るだけ。

その花の中に美しさを見出すのは、そのテーブルの前に来て、興味をもって眺めることができる側の人です。


たとえその花が豪華なバラじゃなくてタンポポだったとしても、観る側の人がタンポポに思い入れがあったり大好きだったりしたら、タンポポはバラよりもその場に飾られる価値のある花なのですよ…

観るお客様しだい、という例です。

もちろん「美しさや改良技術を競うバラの品評会」だったら話は変わってきますが。


上手な人なんてたくさんいて、美しい人もたくさんいて、上をみたらキリがない。

形ばかりうまい人のマネをしてみたところで、それが自分のキャラに合っていなければやはりどこか嘘っぽさが漂ってしまうもの。


お客さんが観に行こうと思う最大の理由は「上手な人」「どこの誰かわからない人」ではなくて、「その人自身の素に興味がある=キャラ推し」だからです。


そして実際「推される人」は「日頃から(何かしらのかたちでも)シンプルに周りの人を応援している人」だったりします。

技術を高めることはもちろん大切だけど、それ以上に「お互いの活動に興味を持ち、まわりの人と一緒に盛り上げて豊かにしていける人」がパフォーマンスダンサーに向いている人なんじゃないかな。



以上、むかしの私がなんか勘違いしたままモヤモヤしていたことを書きました。


ハフラなら主観で「私が、うまく踊れるかどうか」でいいけれど、ショーパフォーマンスをする人がこの客観性ないとただの自己満足になってしまいそう。

「自分が、自分が」と主観や個人の最適解だけでものごとを考えると、視野も狭くなるし行き詰まりやすい。

極論、「自分がうまく踊れたかどうか」は関係なくて、お客様が楽しいと思ってくれたならそれで成功なのでは!と思います。













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