ベリーダンスとイメージの力
私はよくレッスンで「●●をイメージして~」などと言っています。
「頭のてっぺんから地面まで串刺しにされている感じで~」
「お尻にビー玉を挟んでるつもりで~」
「屈強なボディガード2人に拘束されてると思って~」
「お尻は右と左でひとつだとイメージして~」
わたしたちはそれぞれ、何かを学ぶときに優位な感覚があります。
専門的にはVAKモデルといいますが、『視覚優位』、『聴覚優位』、『身体感覚』のうち、人それぞれ得意な感覚と不得意な感覚があるんですね。
ちなみに私は『視覚優位』タイプ。
目で見てインプットするのが得意なので、オンラインレッスンで画面越しに見る生徒さんの動きから「どこが使えていないから、何がどうできていないのか?」が感覚的にわかるんです。
ビジュアルから物事を理解するタイプ、とでもいいましょうか…
一方で、みなさんにもそれぞれ得意な感覚があります。
私のレッスンが「わかりやすい」と言っていただけるのも、レッスンでは生徒さんそれぞれの得意な感覚に合わせて身体の使い方をお伝えするようにしているからかもしれません。
一方で、苦手な感覚も意識して使っていくことで研ぎ澄ませるものだと思います。
たとえば『身体感覚』。
情報に囲まれている現代人は、脳への刺激は過多ですが、身体への刺激は減っています。
快適な空調の部屋で、あまり身体を動かす機会のない仕事をし、指先だけでスマホから情報を収集する生活をしている人が多いですからね…
話題の『マインドフルネス瞑想』などは、まさにそういった状態の人の脳を休め、身体感覚を高めるためのテクニックです。
そして、ダンスも『身体感覚』と繋がるもの。
だから私のレッスンでは、できるだけ生徒さんの身体感覚に訴えるように、即興的にイメージを多用しているんです。
脳が作り出すイメージの力は、身体に影響を及ぼします。
(レモンを想像すると唾が出てくる、アレです)
たかがイメージ、されどイメージ。
リアルに想像できる人ほど身体能力が研ぎ澄まされて、表現力も上がりますし、ダンスの上達も早くなります。
ぜひ、できるだけリアルに想像しながらレッスンを受けてみてくださいね!
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